冬への準備~体の声を聞く~

私たちの身体は生れたときに、宇宙からお預かりした器。
お預かりした自分が大切にして、いずれお返しするもの。
その本来の自分がお預かりした自分を観察して
必要なことに気づいてあげること。
それが、こころとからだの健康に繋がります。
観察することが日常になると、季節の変化に応じて身体の声が聞こえてきます。
お預かりしてる身体と本来の自分が一体化してしまっているときには
体の声が聞こえないので、残暑の季節にただ暑い暑い、と思って
冷たいものを取りすぎたりしてしまいます。
ところが、自分の身体、特に内臓を観察してみると、
立秋を過ぎたころから、外側の身体は暑いけど
内臓は暑いと思っていないのを感じ始めます。
飲み物、大事
この時期、特に飲むものを意識することは
冬への準備に役立ちます。
麦茶は、カフェインもなく、体を自然に冷やすのに
真夏にきゅうりやスイカのようにひじょうに優れた働きをもっていますが
寒くなっても飲み続けると、体を冷やしてしまいます。
そのため、立秋をすぎたころ、もしくは、9月のまだ蒸し暑いころから
内臓の声を聞き、
ほうじ番茶に切り替えていくと、スムーズに秋冬に移行します。
たまにショウガを入れた飲み物、朝いちばんと夜寝る前には、
内臓を温めるお白湯を飲むと、さらにGood.
この、旧暦の季節の変わり目から、
一日何杯も体に入る飲み物を
体の声を聞きながら、
合わせていくことを始めてから
毎年、必ず扁桃腺を腫らして高熱→気管支炎コースから卒業しました。
冬になると必ず体調崩す方は、ぜひ、自分の身体、特に内臓の冷えを観察して
季節の変化を感じてみてください。
番茶は昔から日本で飲まれてきたもの。
身土不二をすすめるアーユルヴェーダドクターのお話によると、
毒素排出に良いものは苦いもの。
日本人にとっては、一番良いのは、お茶、ということでした。
京都府立医科大学、奈良医科大学の研究でもお茶がコロナに対する免疫力を高めることが発表されているように、お茶に関しては、様々な健康効果が認められ、さらに、歯間の掃除にもなるため、虫歯予防にも有効です。
コーヒー同様、緑茶はカフェインは多く含まれ、利尿を促進し、カルシウムを流出させる力が強いため、おもてなしや、時々のお楽しみに。骨密度を意識する必要が高まる更年期以降の女性には、ほうじ番茶は、日常の基本の飲み物として、特にお勧めです♡